2. SKIMZONEについて

What’s SKIMZONE ?

SKIMZONE(スキムゾーン)はスキムボードの発展を願う私設プロジェクトです

SKIMZONEではスキムボードに興味を持った人やたまたまこのサイトを見た人が「スキムってカッコいい、楽しそう」と思ってもらえるような、 またスキムボードを既にやっている人から「SKIMZONEに載ってみたい、載ったら嬉しい」と思ってもらえるようなサイト作りを心がけています。


これは2012年3月に書いています。

ほんとの始まり

SKIMZONEが生まれてから10年を超えました。
このサイトを開設したのは2001年の12月です。

その頃はインターネットが一部のマニアだけでなく一般層にも浸透し始めた頃です。でもブロードバンド(ADSL)は立ち上がったばかりで、多くの一般家庭ではまだダイヤル回線でテレホーダイ(懐かしい!)なんかが使われていたころです。

”SKIMZONE”と言う名前やロゴを使い始めたのはサイトを開設する半年か1年か前からです。

現在主流のFRPを使用したスキムボードが日本に入ってきてからまだ10年経つかどうかといった頃で(それ以前は木製とかならあった)、スキムボーダーはどこのビーチに行っても物珍しい異端児という感じでした。

ビーチにいる人たち、サーファーや釣り人や砂遊びする親子達はスキムボードがどんな動きをするスポーツか知らず、また僕たちスキムボーダーの技術レベルも総じて低かったため小さなトラブルが良く発生していました。接触したとか、しそうになったとか、波待ちしている目の前をあとから陣取る釣り人や子供たちとか、、、。

僕たち自身の問題はとにかく練習したり注意深くやるとして、周りの人たちにもスキムボードの事をもっと知ってもらえればトラブルも減ると僕は考えました。そこで「スキムボーダーも居ますよ」と言うユルイ主張を込めた「SKIMZONE」のロゴをデザインしステッカーを作ったのがSKIMZONEのほんとの始まりです。

その時、友人たちには「架空のスキムブランド」なんて説明してましたし、インターネットでサイトを開設する事など考えていませんでした。

ウェブサイトSKIMZONEの始まり

それからしばらくしてスキム雑誌が発刊され、そこにはスキムの上手い友人たちのライディングも掲載されていたのですが正直ガッカリでした。カッコ良いと思える写真がほとんど無かったのです。コイツらは本当はもっと上手いのに、と。

無理もありません。当時は出版社のカメラマンの都合に合わせた適当な日時で撮影していたので良い波にあたる確率なんて物凄く低いに決まっています。それにスキムボードのカッコいい瞬間がどこにあるのかも分っていなかったように感じました。

この人達に任せていてはいつまでたってもカッコいいスキム写真なんか残せないぞ、と思いました。
そして、それなら自分で撮ろう、自分なら週末はいつも海に居るし、スキムの動きも波も知っているから必ず良いライディング写真が撮れると考えました。

時代としてもタイミングが良く、高性能なデジカメがアマチュアでも買える値段になってきた頃でした。

プロの世界ではまだフィルムが主流でしたが、一般人が毎週末にフィルムで連写するなんて金銭的に到底無理です。でもデジカメなら、と思い調べてみると20万円くらいで雑誌にもどうにか載せられそうな画質のカメラが買えることが分りました(一眼レフのデジカメは存在していましたが50万円以上していました)。

その時に買ったのはオリンパスのE-10というデジカメです。レンズは交換出来ないものの内部のメカは一眼レフと同じ構造でアマチュア向けとしては高性能でスポーツ撮影も得意と言われていた良いカメラでしたが、カメラ好きでもない自分がいきなり20万近いデジカメを買うには少し勇気が必要でしたね。

そして手に入れたこのカメラでいい写真を撮って出版社に送りつけてやる!っと意気込んだ訳です(実際には送りつける事もなくスキム雑誌は発刊されなくなりました、、、)。

初めてデジカメを持って海に行った日、運悪く怪我をし撮影前に救急車のお世話になってしまいました。
結果的には入院するほどではなかったのですが電車通勤は無理な感じで仕事を2-3日休みました。その休み中、平日にも関わらず波が良いからと数人が大磯で入っているというメールが届きました。

電車通勤は無理でも、全く動けない訳ではなかったのでデジカメを持ってヨロヨロと海に行き、初めてライディング写真を撮りました。初めてにしてはなかなか良い写真が撮れました。

その頃、インターネットでは誰でも情報発信が出来る、なんて言われてウェブサイト(ホームページ)を作るのがちょっとしたブームとなっていました。 スキムボードのサイトもいくつかはありましたが日本国内のものはどれも作りかけで放置されていたり仲間内の日記のようなサイトがほとんどでした。もし誰かがたまたまそのサイトを見てもスキムボードの楽しさやカッコよさは分ってもらえないなと思っていました。

スキムはしばらく出来ないから時間はある。平塚には上手いスキムボーダーが多いし、このカメラならいい写真も撮れそうだ。暇つぶしにサイトでも作ってみるか、と思いたちました。

僕はサイト作りの知識はありませんでしたがパソコンには少しだけ詳しかったので、サイト制作をイチから調べながらどうにかこうにか無料のサイトスペースを借りてSKIMZONEを開設したのです。

これがインターネットでのSKIMZONEの始まり、2001年の12月のことでした。


スキムゾーン:本来の意味は波打ち際の薄く水が広がった地帯を意味する


本サイトで撮影した写真やコンテンツについては、(株)スキムワンとその関連サイトに提供しています。写真等についての問合せはスキムワンまでご連絡ください。
問合せ先: スキムワン平塚本店